【質問】それではまず、日々の業務を紹介してください。
私の業務はSAP(※1)のモジュールの中でも特殊な「BW(Business information Warehouse)」(※2)(現在はビジネスインテリジェンス 「BI(Business Intelligence)」)というものです。
これは、R/3(※3)という基幹システムで作成されたデータを分析専門のシステムにコピーして、
そこで蓄積された情報を多角的に分析するという「経営の意思決定を補助する」分野です。
【質問】BW、またも新たな単語が出てきました。BWについてさらに詳しく教えてください。
BW(BI)は、一般的なリレーショナルデータベースではなく多次元データベースを使用します。
小さな箱がいくつも集まって巨大な立方体を形成している…
イメージとしてはルービックキューブのようなものを思い浮かべていただくとわかりやすいかもしれません。
そのキューブに格納された情報をさまざまな切り口で表示し、
蓄積された情報の中から今後の方向性を探っていく為のツールが、BW(BI)です。
多量のデータを扱う仕事ですので、ついつい1データを軽視してしまいがちですが、
そのデータの一つ一つが日々の業務の積み重ねで作成されるものなので、毎日気を引き締めて作業しています。
【質問】その業務につこうと思ったきっかけは何だったのですか?
会計の世界でやっていこうと考えたのはほんの1年前です。
それまでは旅行業界や保険業界、物流業界のシステムを担当してきました。
そんな中でいままで経験したことのない会計の分野へ飛び込むことに不安はありましたが、
社会人としても会計の知識は必須だと感じ、一念発起した次第です。
旅行業にしても、保険、物流業にしてもお金の動きは必ずあります。
そこで、まず抑えるべきは会計だという結論に至りました。
とっつきにくかった勘定科目も毎日見ているうちにだんだんとわかるようになってきました。
幸い今の会社には会計のプロが多いのでどんどん知識を学んでいきたいです。
【質問】仕事をしていて嬉しかったことはなんですか?
現在のプロジェクトでは、私や他社からのビジネスパートナーさんを含め30人程度のチームで、私が参加してからもうすぐ1年が経ちます。
もちろん未経験だったのは私だけでした。
SAPはオープン系に比べるとインターネット等で検索できる情報がとても少なく、
期待した回答が得られることはあまり望めません。
作業中は判断に困ることや操作の仕方がわからないことなど多くありましたが、
そんな中、アドバイスをしてくれるたくさんの同僚に助けられてこの一年やってこれました。
前の業界では中堅的な立場にあり、どちらかと言えばアドバイスをする側になっていたので
SAPという未経験の業界で新人のような気持ちに立ち返ることができ、アドバイスの大切さを再認識することができました。
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※1 ERP【SAP】 (イーアールピー エスエーピー) Enterprise Resource Planning
ERPとは、企業の主要業務(財務・管理会計、人事、生産、調達、在庫、販売など)を一元的に管理する情報システム。一方、SAP ECCとは世界の主要企業一万社以上に導入されている、ドイツSAP社のERPパッケージ。世界最大のシェアを誇ります。弊社には、SAP認定コンサルタントが多数在籍しています!
※2 BW(ビーダブリュー) Business information Warehouse
現在は、BI(ビーアイ)Business Intelligenceと呼ばれています。BIは企業の経営者層向けに、企業戦略の立案、戦術の実行を支援する機能です。
※3 R/3(アールスリー) Real time system/3 の略
ドイツSAP社のERPパッケージの名で、現在はR/3からバージョンアップし、ECC(SAP ERP Central Component)とに変わっている。
