今回は、「レポートプログラム」を紹介したいと思います。
レポートプログラムは、タイトルの通り、
SAPアドオン開発の中で、「最も一般的なプログラム」です。
名前からは、レポート(帳票)を出力するためだけの
プログラムのようですが、実はさまざま用途で使われるのです。
◆オンラインレポートプログラム
◆バッチプログラム
◆ファイルアップロード、ダウンロードプログラム
◆インタフェースプログラム などなど
SAPのレポートプログラムは、大きく「選択画面」と「イベント処理」の2つに分けられます。
選択画面:
主に処理条件を入力する画面として使われます。
入力された値は、SQLのWhere条件になったり、処理の分岐に
使用されたりします。
バッチプログラムの場合は、この画面の入力項目が引数になるのです。
イベント処理:
イベントとは、マウスやキーボードからの操作などを指します。
イベント処理とは、ある操作などが行われた場合に起動する
プログラムのことを指します。
例えば、メモ帳に日本語を入力して、変換ボタンを押すと
「ひらがな」⇒「平仮名」へ漢字変換されます。
この『変換ボタンを押す』という操作がイベントであり、
『漢字変換』がイベント処理ということになります。
SAPのレポートプログラムには、10種類以上のイベントがあり、
これらを使いこなすことで複雑な一覧プログラムや、ユーザビリティの高い
プログラムが開発できます。
SAP ABAP レポートのイベント(例)
・At Selection-screen
イベント :エンターやファンクションキーなどの押下
主に行われる処理:選択画面に入力された値の整合性チェック
・Start-of-Selection
イベント :実行ボタン(※1)の押下
主に行われる処理:プログラムの中心となる処理-データの抽出や編集、DB更新など
・Top-of-Page
イベント :レポート(帳票)の新規ページ、または改ページ直後のWrite命令(データの画面書き出し)
主に行われる処理:レポート(帳票)のヘッダ部分の書き出し
(※1)選択画面に標準表示されるボタン
他にも、印刷、全画面、終了ボタンなども標準表示される
